選択的注意
春眠暁を覚えず・・・
とはよく言ったもので一年通して、ついつい二度寝にしてしまうdonです*1
(詳しくはこちら!! → http://wakuwaku-days.com/sleep-in-spring/)
4月になり、期待に胸ふくらまし、新社会人になった頃のことを思い出します♪
社会人デビューしたころは
職場や友人の仲間とワイワイしたり♪
クラブでみんなとバカ騒ぎしたり・・・
よく遊んだんものです(^^♪
居酒屋やクラブでも最近の曲やお気に入りの音楽が流れると耳を傾けてしまう事ありませんか( *´艸`)??
これってカクテルパーティー効果やカクテルパーティー現象とも言われています!!
皆さんはカクテルパーティー効果ってご存知ですか??
1953年に心理学者のコリン・チェリー (Cherry) によって提唱され、音声の選択的聴取のことで、選択的注意の代表例であります。
選択的注意は視覚での同じように言えます!!
では、この動画をご覧ください。
皆さんはバーテンダーの変化にきがつきましか?
気が付いた方も気が付かなかった方もバーテンダーにもう一度着目してご覧ください!!
バーテンダーに着目することで、制服の変化に気が付きますよね!?
これが選択的注意です( *´艸`)
臨床では、脳血管障害や前頭葉障害の患者様でよく見られるのではないでしょうか。
私たちが日常生活を送っていく中で、常にたくさんの刺激に注意は払いながら生活しています。
声をかけられたりするとそちらを向きますし、何か物音がすればそちらに視線や耳を傾けることがあるでしょう。
無意識下で自分にとって必要な刺激を選択し、そうでない選択を除外する取捨選択をしていると言えます。
選択的注意障害が障害されると日常生活では、
辞書や本などから必要な部分を探し出すことがうまくできなくなったり、
複数の人の会話の中で特定の会話を選択して聞き取ることが難しく会話を理解しにくくなったりします。
つまり、選択性注意障害がある患者様は周りに存在する無数の刺激から、自分に必要な刺激を選び出すことが困難になります。
注意障害の評価として、TMT(Trail Making Test)が多くつかわれていますが、机上の評価だけでは注意障害すべてを評価するのは難しいのではないでしょか?
なぜなら、机上の評価結果と日常生活動作で要求される課題では合致しないことが多いからです。
机上の評価に加え、ADL評価や動作観察が重要と考えています。
セラピストも注意障害のある患者様にとっては環境の一部に変わりないので、リハビリの中でどのような環境下の課題で、どのように注意を向けていくのかがとても大切です!!
次回は、注意障害の分類と評価についてお伝えします♪
*1:+_+