【高齢者四大骨折 その① ~圧迫骨折~】
どーも秋になり食欲の秋で食べ過ぎて、体重計に乗るのが怖いdonです( ノД`)シクシク…
皆さんは体重の急激な増加にご注意ください♪♪
前回に引き続き高齢者の転倒に関連する内容をお伝えしています!!
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今回は、圧迫骨折についてです。
を中心にお伝えしたいと思います。
『圧迫骨折とは?』
椎体骨折に代表される長軸方向の圧迫による骨折。
屈曲圧迫力により発生し、椎体が楔状変形をきたす。
椎体後縁と椎間関節、椎弓、棘突起及び後方靭帯群は無傷である。
『圧迫骨折の特徴』として、
発生率は女性に多いのは骨粗鬆症を有していることが多く、
好発部位が胸腰椎移行部に多いのは、後弯から前弯へ移行する部位で胸椎と腰椎の主な運動方向の違いから最も応力が集中し損傷を受けやすくなっています。
『脊髄の解剖』 を知ることで、
圧迫骨折で障害されたのが骨だけでなく、そのほかの組織で疼痛が生じるかをひも解くきっかけになりますね。
『どんな評価をするのか?』
- 受傷機転
- 生活歴・生活習慣
- 画像評価
- 疼痛評価
- 脊柱の可動性や筋力評価
- 神経学的評価
- バランス評価
『どの画像で何をみたらいいのか?』
『画像所見』
画像所見では圧壊の種類・場所、炎症所見はもちろんですが、フォローアップで撮影した画像所見を比較して、受傷後の脊柱の変化,、疼痛の変化をおっていく一助になるかと思います。
『圧迫骨折の分類』
圧迫骨折は圧壊する形によりタイプ分類されており、予後予測に用いられます。
タイプ分類としてDenis分類や金田分類があげられます。
『どんな予後なのか?』
圧迫骨折の治癒過程や予後不良因子を知ることは、リハビリ介入時のリスク管理やアプローチを行っていくうえで重要になってきます。
『どんなリハビリが必要なのか?』
私自身、主に上記の内容を中心にリハビリ介入を行っています。
『保存療法』
※各病院のクリティカルパスによって安静期間に違いがあります 。
『装具療法』
『靭帯のレバーアームと筋力強化』
圧迫骨折による椎体の圧壊を生じることで、棘間靭帯が緩んだり伸張されてりして、
本来の静的な張力が働かなくなり、脊柱後弯の支持機構としての役割を失います。
なので体幹や下肢の伸展筋群の強化が必要となって来ます。
主に下記のようなトレーニングを実施します。
『体幹・下肢筋力強化』
『肩周囲、前胸部の可動域訓練』
また、脊柱の後弯を予防するためには前胸部の可動性の維持に目を向けることも重要なことだと考えます。特に圧迫骨折の急性期では脊柱にアプローチ出来ないことも多いので早期から介入できることの一つです。
『日常生活指導』
ポイントは積極的に脊柱の過度な屈曲や回旋をしないことが重要です。
皆さんの臨床の一助になればと思います!
最後までお付き合いありがとうございました。
次回は【高齢者四大骨折 その② ~大腿骨頸部骨折~】に続きます( *´艸`)
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