好奇心と探求心
リハビリテーションには探求心が必要だとつくづく感じています。
人の好奇心はとても素晴らしいもの。
この道はどこまで続いているのだろう?
この機械はどうやって動いているのだろう?
この映画の最後はどうなるのだろう?
大切なのは、疑問を持ち続けることだ。神聖な好奇心を失ってはならない
重要なことは、疑問を止めないことである。探究心は、それ自身に存在の意味を持っている。
ふとした時、街で流れている音楽が気になり、
インターネットにて検索したことがあります。
誰が歌っていて、どんなアーティストなのか。
他にどんな曲を歌っているのか。
その後、CDを買いに行くことや、レンタルに行くなどの目的行動へ。
ここまでは好奇心だと思います。
その後は、そんな曲を歌えるようになった背景を調べてみたり、
出演するイベントを検索することへも繋がります。
私たちもそう。
身体構造や症状、動作への好奇心が生まれることで、
治療方法などの探求心へと繋がると思います。
どうアセスメントするのか、どう捉えるのかによって
治療へのアプローチはまったく異なったものになると思います。
単に筋力が弱化しているのであれば、量的なトレーニングをまず行うべきでしょう。
そして評価として私たちリハ専門職が関わるべきでしょう。
しかし、トレーニングは自身で行ったり、ご家族と行う、またはトレーナーと一緒でも良いでしょう。
マシントレーニングも有効だと思います。
私たちリハビリテーション専門職が真価を発揮すべきは、
質的に改善が必要な方です。マンツーマンで関わり、
詳細な評価に基づいた個別性の高いアプローチを実施すべきでしょう。
そこで、はじめて専門職としての個々の価値が問われるでしょう。
専門職としての自身をより価値の高い存在にするために。
好奇心や探求心を忘れずに歩み続けるべきでしょう。
【セミナー情報】
12月3日(日)
10:00~16:00(9:30受付開始)
新大阪ブリックビル(JR新大阪駅より徒歩5分)
Dementia
関西福祉大学 保健医療学部
重森 健太 先生