目で見たもの、触れたもの。
こんにちはごんです(^^♪
最近思うんですけど
リハビリ専門職って症例さんと向き合う時間以外って
デスクワーク
多くないですか?
特に最近は
IT化
の影響もあり電子カルテ・・・。
目が疲れてしょうがないww
ほら、見てください・・
目が疲れているからなのか、動いてるように見えます・・・
こちらも・・・
二枚目は本当に動いていましたねww
一枚目の画像のように動いていないものが動いて見えたり
いわゆる目の錯覚のようなものを錯視といいます。
この錯視を用いた研究で有名なものがあります。
と呼ばれるものです。
☝こんな絵みたことないですか?
真ん中にある丸は右と左どっちが大きいでしょうか??
ん~。。
右っ!!
って思った人もいるかと思いますが実は違います。
両方とも同じ大きさなのです。
大きな円に囲まれると小さく見え、小さな円に囲まれると大きく見える、という錯視です。
実際に目で見たときには周りにあるものによって大きさが異なって見える。
ここで紹介するのはHaffendenとGoodaleの実験です。
被験者は、円をつまむようにあわせて指の間隔を調整させるという課題を行います。
指には精密センサーにより厳密に間隔を図るようにしています。
実験の結果、目で見て判断すると確実に錯覚が生じているにも関わらず、指の間隔は正確に円の大きさになっており錯覚が生じていないことが示されました。
つまり、主観的な見えでは錯視が生じていても、刺激に対して身体的に働きかける場合には錯視が生じないことがあるということになります。
この研究から言えることは
・視覚情報の入力だけでは誤差が生じる可能性があること
・そして、運動が伴うことで視覚情報は調整される、ということです。
では、普段の臨床ではどうでしょうか?
例えばトイレ内での手すりへのリーチ。
目で見ただけでは届く、と過大評価をしてしまうケースでも、実際に運動を伴ったら見積もりのエラーに気づくかもしれません。
目で見たもの、触れたもの。
感覚情報の特異性を知ることでもっといいアプローチができるかもしれません。
引用
Haffenden AM, Goodale MA.The effect of pictorial illusion on prehension and perception.J Cogn Neurosci. 1998 Jan;10(1):122-36.
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