Skill up Seminar 形態学的思考力をつける 「下肢を診る」のお知らせ
こんばんわ!
次年度のセミナーのお知らせです(^^)/
題して「Skill up Seminar」
形態学的思考力を身につける「下肢を診る」
講師は神戸大学大学院 保健学研究科 准教授
荒川高光先生です!!
受講費:7000円(1か月前から7500円)
26000円(全4回セット)
リハビリテーションの現場で、下肢の機能障害を有する症例は多いと思います。下肢の機能障害が阻害因子となり、日常生活や社会参加において制限をきたす症例も少なくありません。
下肢の機能障害に対し、医学的にどうアプローチするのか?
と考えることも多いでしょう。そのヒントを得るためには「形態学的思考力」を身につけているかどうかが分岐点となるのです。
「形態学的思考力」は本セミナーの講師である荒川先生が提唱しておられる言葉です。「形態学的思考力」とは、目の前で起きていることを正しく理解できるという、解剖学的情報を基に思考課程を正しく行える能力のことを指します。
形態学は医学の基礎的な側面を持つ反面、「目の前にあるものを正しく理解する」という側面もあります。「目の前にあるものを正しく理解する」という意味においては、臨床でも形態学的な考え方は必須だと言えます。臨床例の問題点の抽出から、アプローチを立案するに至る過程で、どの構造にストレスがかかっているのか、あるいはそれに対しどのように代償しているのか、さらにはどの組織が機能することが必要となるのか、を考察するときに、内部の構造の正しい知識があり、そこから考えることができれば、正しいアプローチを選択できます。
それは「形態学的思考力」の基本と言えます。さらには、目で見た患者の状態を正しく認識することそのものも形態学です。
すなわち、リハビリテーションの現場で必要とされる能力である「正しく患者の状態を把握する」「患者の状態を解剖学で説明できる」ための能力こそ「形態学的思考力」なのです。
是非、われわれとともに本物の形態学に触れてみませんか?
臨床場面で重要となる「形態学的思考力」を、われわれとともに身につけて、明日の臨床に活かしていきましょう。
この度のスキルアップセミナーでは、理学療法士でありながら、解剖学に精通しておられる荒川先生を講師にお招きしました。
講師の先生から本物の形態学を学びましょう。
さらには講師の先生が、もしも共に臨床で働くなら臨床家にこの程度の知識は有して欲しい、と考えている内容をご用意していただきました。
全4回すべてセットで参加するも良し!
苦手な部分を選択するも良し!
得意分野を極めるも良し!
是非、ご自身のスキルアップの機会として活用してください。
2019年度のテーマとして「下肢を診る」と題し、全4回にわたってご講義頂く予定です。
第1回:足部の形態と臨床
シリーズ第1回目は、基本的な筋骨格系の解剖学的情報を知り、今後積み上げていくための基本を学びます。更に足部構造から臨床に活かす知見についてお伝え頂きます。足部は26個の骨を有していますが、それぞれの骨の位置によって足部・足関節の運動の様式も変化すると同時に、重心の位置も変化します。また、足部には手とほぼ同じだけの数の骨格筋も存在します。どの筋がどのような機能において重要なのでしょうか。臨床で行っている足部の体操に対し、解剖学的な裏付けはどの程度あるのでしょうか。足部におけるこのような疑問を解決するヒントを、形態学的知見からご講義いただき、実際のリハビリテーションに関わる知見を学ぶ機会としたいと考えています。
第2回:下腿の障害の原因把握
本回の講義では、足部・下腿・膝関節の構造について学ぶ機会としたいと考えています。前回に引き続き足部について、更に下腿部・膝関節の形態とそれに基づくリハビリテーションに関わる知見を学ぶ機会とさせて頂きます。下腿部には膝関節や足部に関係する筋群が存在し、また機能障害と関係する周辺構造を有しています。シンスプリントやオスグッド・シュラッター病に代表される下腿部の障害が、形態学的に説明できるのかどうか。足部から下腿周辺の構造の障害を理解する基盤をつくるため、形態学から積み上げる既遂としたいと考えています。
第3回:膝を取り巻く構造とそこに起こる病態
臨床上、膝関節に問題を有する症例を経験することは多いでしょう。膝関節腔には大腿骨・脛骨・膝蓋骨が面し、歩行や立ち上がりに重要な働きを持ちますので、膝周囲の障害は日常生活活動の大きな制限因子となるでしょう。膝関節には半月や関節内靭帯を有し、他の関節と比べても独特な形態を有しています。基本的な関節構造の理解の上に立ち、膝関節の特徴を知ることで、膝関節周囲や、下腿、大腿にまで及ぶ範囲に起こる障害や、その病態を正しく理解できるようになります。目の前の症例の問題を解決するための新たな知見を得ることで、次の日の臨床での見方が大きく変わることを経験できる回となるでしょう。
第4回:股関節構造と機能障害
ヒトの股関節には関節唇と関節内靭帯が存在し、体重を支えるために重要な構造を呈しています。また、周囲の筋は、臨床的に侵襲されることが多く、その機能障害は日常生活の大きな阻害因子となります。本回の講義では股関節周囲の形態学的知見と共に、実際の機能障害を把握するために知っておかなければならない知見について学ぶ機会とさせて頂きます。筋の付着部の実際や、股関節疾患の罹患から手術後の問題に至る応用面まで学びます。日々の臨床で悩む症状の解釈や問題点の抽出のきっかけを得る機会となれば幸甚です。
皆様とお会いできることを楽しみにしています。
@nightが『腰痛と動作分析』にテーマが変わって、姫路、加古川、神戸、明石の4都市で開催決定!!
奮ってご参加ください(^^♪
次回、@night明石で『腰痛と動作分析』は終了となります。たくさんのご参加お待ちしております♪
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