高齢者の自動車運転について個人的葛藤を書きなぐってみた。
こんちはー♪
夢の中で振り返ったらゴジラが居てビクッとしていたSHIROです♪
最近高齢者が運転する自動車事故のニュースが多いですね。
見かけるたびに胸が痛くなります。
そんなニュースを見ていると色々考えてしまうんですよ。
きっと環境的に車に乗れないと買い物も大変な環境なんだろうな…荷物が重くなると運べないし…自転車で転ぶと骨折する確率は高いけどクルマなら…などなど。
全て憶測ですが、感情移入してしまいます。
僕の担当させていただいている方の奥さんでも困っている方がいます。
暗くなると道がわからなくなる…との事で、普通に反対方向へ走り続け、どうしようもなくなり交番でお巡りさんに帰り道を教えてもらうことが何度かありました。
物忘れ外来に受診してもらうと軽度認知障害(MCI)の診断。
免許の更新は認知機能検査もクリアされました。お住まいは住宅街ですが、クルマがないと買い物へも行けない環境です。脳血管障害のご主人を懸命に支えておられます。
「危ないからクルマに乗らないで!」
今も言い出せない言葉です。どこかの講習会で講師が言っておられた言葉が出てきます。
「自立と判断しなかったことで、リスクを減らしたことは褒められるべきであるが、生活の幅を狭めたことの責任もある。」
もし…上手く動作をしてくれ、転倒しなければ頻回な動作練習の機会となり、真の自立レベルを獲得でき、自信がつき、自己効力感が高まり、有能感を得、生きがいと呼べる活動とこれから出会えるかも知れない。その機会を失わせてしまった責任ですね。
相反することを示しているので、答えはありませんが、僕たちは様々な可能性を考えて患者さん・利用者さんと関わるべきです。もちろん予後予測を踏まえた上での最良を提案できること。これが、医療従事者として病気を持ちながらも『その人らしさ』を実現していける至高の葛藤であると考えています。
皆さんは高齢者の自動車運転をどう思われますか?
幼い子供が居る方はやめて欲しいと心より願っておられると思います。
医療従事者である僕たちが出来ることは何でしょうか。エンジニアでないので、直接自動運転のシステム構成に携われるわけではありません。
僕の葛藤を述べるだけになってしまい、申し訳ありません。
出来るだけ早期に安全で安心できる社会の実現。僕たちに出来ることを考えていきたいと思います。
最期まで読んで頂いた方々、本当にありがとうございました。
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