概日リズム(サーガディアンリズム)を形成する手がかりは何? シリーズその2
こんばんわ!
ごんです!('◇')ゞ
最近、1日が24時間で足りない、って思うことがしばしば。
もう1時間あったら・・・
もう1時間あったら・・・(ノД`)・゜・。
って考えてしまいます。
そんな時に限って長風呂するんですよね。
1日は生物みな平等に24時間。
時間を有効に使って今日も頑張ります!!
やっほーい!!
今日は前回の続き、概日リズム(サーガディアンリズム)です!
概日リズム(サーガディアンリズム)
前回も伝えましたが概日リズム(サーガディアンリズム)は24時間ごとのリズムをもって覚醒や睡眠リズムに変化がおきたりホルモンの分泌や体温の変化が生じるものです。
私たちが眠くなったりするのはこの機能のおかげなんです。
概日リズムは、昼夜や気温変化など地球の自転に伴って生じる環境変化をきっかけとして生じるものです。
更に人間の場合なら、時刻に基づいた行動リズムもあるかと思います。
よく時計を見て「やべっ、もう行く時間だ!」とか「そろそろ寝ないと・・・」って思われたことは一度はあるはず!
では、こういったリズムの基になる外的手がかりが無くなった場合、概日リズムはどうなるかご存知ですか??
外的手がかりが無くなった!
外的手がかりが奪われた環境下で何日も生活すると、そういった環境に置かれた当初から人間の覚醒・睡眠のリズムは24時間よりも長くなり、1日約25時間のリズムで寝起きするようになることが知られています。
外的手がかりを失った条件下で人間の行動の1日の長さが24時間から外れるということは、通常の状況下での概日リズムのいくらかは時計を見たり規則性ある生活など外的手がかりによって規定されていることになります。
し
か
し
!
同時に言えることは、これら外的手がかりが無くても約25時間にはなりますが覚醒・睡眠の周期は保たれており、概日リズムを生成する機構が体内に存在していることを示唆しています。
その中枢を担う神経核が「視交叉上核」です!!
視交叉上核
名称の通り解剖学的に視交叉の上にある神経核です(視床下部の一部)。
ここが人間の概日リズムの中枢としてマスタークロックの役割を司っています。
視交叉上核には網膜から受容された光刺激が信号へと変わり、網膜視床下部路を経て伝えられる経路が認められています。
光刺激が網膜の第3次神経細胞である神経節細胞に存在する色素メラノプシンに到達することで視交叉上核は活性化されます。
前回のブログで伝えたように光刺激が概日リズムのリセットに関わる所以はここにあります。
実際に視覚経路を破壊する実験では、視交叉より前方で視神経を切断すると日照刺激による概日リズムの同調は失われ、視交叉より後方の視索を切断した場合には同調能力は失われないという結果となっています。
臨床では・・?
ここで考えないといけないな、って感じたのは患者さん・利用者さんは生活の中で日照刺激を浴びているのか?
そして外的手がかりの認識が難しくなる「見当識障害」を認める認知症者は
「生活リズムの乱れ」「昼夜逆転」につながるのではないか?
ということです。
外的手がかりを知る代償手段や環境的アプローチを今一度再考する必要があるな、と感じましたm(__)m
次回より@nightが『腰痛と動作分析』にテーマが変わって、姫路、加古川、神戸、明石の4都市で開催決定!!
奮ってご参加ください(^^♪
お申し込みはこちらから
↓ ↓ ↓
■□■□Re:Aセミナー開催中!!■□■□