内科疾患を知りリスク管理!脂質異常症
コンニチハ。
ごんです。
前回書かせてもらった血液検査の見方、もうご覧になられましたか??
今日はパート2、「中性脂肪・LDL・HDL」にいく前哨戦です!
まとめようと思ったけどやめた!w
読みやすく、簡潔に!w
目次
脂質異常症について
元々「脂質異常症」という診断名が使用される以前は「高脂血症」という診断名が使われていました。
この辺は過去ブログでも触れましたね。
2007年7月に高脂血症(英: hyperlipidemia)から脂質異常症に改名されました。
文字通り脂質値が高くなる場合だけでなく、低くなることも含め脂質異常症となりました。
血液中にはコレステロール、中性脂肪などの脂質が存在しています。
どの脂質も身体にとっては必要な物質です。
ちなみに体内の脂質は、大きくトリグリセリド(中性脂肪)、コレステロール、リン脂質、脂肪酸の4つに分けられ、それぞれ体の中で重要な役割を果たしています。
生体内でのコレステロール・中性脂肪の役割
コレステロールは細胞膜の主要な構成成分で、脳や肝臓、神経組織などに多く含まれています。 また、性ホルモン、副腎皮質ホルモンなどのステロイドホルモン、胆汁酸やビタミンDの原料となり、生命維持に欠かせない重要な物質です。
また中性脂肪は身体の中(皮下や内臓周辺)に蓄えられ、体温保持や内臓の保護に寄与します。
また、必要に応じて脂肪酸に分解され、エネルギー源として重要な働きをしています。
脂質異常症の進行
脂質異常症にて慢性的経過をたどると、血管壁に脂肪が付着し血管内を狭くしたり弱くなることで動脈硬化を進行させます。
その結果、冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症、無症候性心筋虚血などの心臓病)、脳血栓、脳梗塞などを引き起こしますので非常に危険な病気です。
脂質異常症は自覚症状がないため放置されがちです。
特にこの病気は肉食など脂肪摂取量の多い欧米で多発していましたが、日本でも若年層を中心に食事の欧米化が進んだことと、生活環境の変化による運動不足やストレスなどにより増加してきています。
脂質異常症の改善
大きく分けて2つ。
食事療法と運動療法になります。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
日々のリハビリテーション介入において循環器系の再発リスクは把握・予防の必要があります。
脂質異常症を含めこの機会に是非、担当している方の内科疾患の既往を確認してみてはいかがでしょうか??